Ginza ART Exhibition 2023

「世」

Artist Saya IG:Saya_Works

Photographer Toyomi Nakamura IG:toyomi.photo

11月3日(祝)-11月5日(日)

銀座アポロ昭和館 Gallery Yohaku

OPEN HOURS

11/3 (祝) 13:00-19:00

レセプション17:00〜

11/4 (土) 10:00~19:00

11/5 (日) 10:00~17:00

銀座アポロ昭和館 B1

東京都中央区銀座4丁目12-20

日比谷線・都営浅草線「東銀座」3番出口駅徒歩1分 

銀座線・丸の内線「銀座」A7出口駅徒歩5分 

JR「有楽町」駅徒歩10分 歌舞伎座手前

 

世界の中心、銀座で「世」を彩る。

ふたりの女性アーティストによる、令和を超越する今世のアートシーン。

 

銀座の秋空の下、ふたりの女性アーティストが「世」をテーマにその才能を披露いたします。昭和の息吹を胸に秘め、平成の変革と成長を共にし、令和の時代にその才能を開花させたこの二人。彼女たちの作品には、三つの異なる時代と、その中で彼女たちが体験したさまざまな感情や風景を色鮮やかに表現しています。

 

ひとりは画家のSaya。Sayaが生み出す色は、音楽のように動き、キャンバス上でリズミカルに舞います。その描写は、あたかもジャズの即興演奏を視覚で感じるかのよう。色彩の豊かさと繊細なタッチで、刹那的な儚さと一瞬の美しさを捉える。そして我々が唯一無二で愛に溢れた存在であることに気付くアイコンであり生き生きとした人生を送る共に歩む力となる、作品はそんな存在を目指しています。



もうひとりは写真家の中村豊美。陰陽芸術®を体現する彼女の撮る写真は、この浮世の光と闇、都会に生きる独身女性の希望と絶望を強烈に捉えています。枯れた花を女性に見立てたポートレート作品は、見る者の心の奥深くに触れ、時にはその溢れ出す艶やかなエネルギーに圧倒されることでしょう。「女の人生色々。それでもこの世で花咲かそう」そんな強いメッセージを解き放ちます。

 

この展示は、昭和・平成・令和という日本の三つのエポックを体験した二人のアーティストが、異なるアプローチで「世」と向き合う姿を示します。彼女たちの作品には、時代を超えた普遍的なテーマと、それぞれの独自の解釈が織り込まれています。

 

 



アーティスト Saya
横浜市出身

武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科卒業

スポーツアパレルにてデザイナーを経て陶器絵付けを学ぶ。2021年6月よりアルコールインクアートを始める。

技法:アルコールインクを風で描くアート

唯一無二の作品。自然、アスファルト、水溜まり、壁の色、視界に入る全ての色に舞台がある。その色のダンスを

表現する。

・日本ポーセリンペインターズ(J・P・P・A)協会員

・日本アルコールインクアート協会 ディプロマ

写真家 中村豊美

中村豊美は、競争社会での生存戦略が生み出した欲望の存在を明らかにする写真家、画家である。自然界において淘汰されまいとする花々のように、美しさを追い求め、命の最後の瞬間まで愛し愛されることを欲している。写真と絵画、具象と抽象を融合をさせ、日本独自の「陰翳礼讃」の美意識のもと、闇の中に佇む花を女性にみたて、映画のワンシーンのようなアート作品を創造している。そこでは、光と闇、愛と憎しみ、抑圧と解放、依存と孤独など、全ての双極と矛盾を受け入れる心模様が表現される。

かつて女優だった彼女は17歳で夢をあきらめて舞台を降りる決意をし、自分の舞台は自らが作ると決めて、セルフポートレート撮影を開始する。その後、ポートレートを中心にカメラマンとして活動。このドラマティックな世の中を愛しぬくためにはストーリーが必要と考え、被写体に役柄を与え、演出家になることにした。カメラマンから写真家に転身した彼女の作品は男と女の「陰陽芸術®️」をテーマとする。また画家でもある彼女のライブペインティングでは、ひとりで何役もこなす芝居仕立てで、心象を語りながら、生きた言葉と踊る色を重ねていく。

ジェンダーレスな現代社会に生きながらも「女に生まれてよかった」と心の底から幸せに感じる瞬間を作品を通じて共有することを望む。そんな彼女の作品には、輝きを分かち合い、孤独に寄り添う、大いなる母なる愛が感じられると評価されている。